夫が休職中です。今後の生活について不安があります。

双極性障害

ご相談内容

初めまして。私の夫(35)はもともと双極性障害Ⅱ型なのですが、先日、大きなうつの発作が出て休職を余儀なくされました。こういったことは初めてのことだったので、妻である私自身も大変戸惑っております。会社には理解を示していただき、本人の体調が回復するまで休養するようにとのお言葉をいただいております。現在、私は仕事をしているので当面の生活には問題ないのですが、長引いた場合のことを考えると、どうしても生活について不安が残ります。トニーさんも同様の体験をされたと伺いました。生活費などはどうされていたのでしょうか?

管理人からのアドバイス

傷病手当金の申請はお済でしょうか

傷病手当金とは、病気やケガで会社を休んだときに受けられる給付金のことです。会社によっては教えてくれるところとそうでないところがあるらしい(特に小規模経営の会社の場合、教えてもらえない場合が多い)ので、現在、ご存じない場合は必ず以下のサイトで内容を確認してください。

■外部リンク:「病気やケガで会社を休んだとき」全国健康保険協会

上記のサイトでも明確にされているように、受給されるためには以下の4条件をすべて満たしている必要があります。

  1. 業務外の事由による病気やケガの療養のための休業であること
  2. 仕事に就くことができないこと
  3. 連続する3日間を含み4日以上仕事に就けなかったこと
  4. 休業した期間について給与の支払いがないこと

この条件を満たしていれば、傷病手当金が支給される期間は、支給開始した日から最長1年6か月となります。これは、会社を退職(健康保険の資格を喪失)しても被保険者期間(在職期間とほぼ同じ)が1年以上あって、退職日の前日に傷病手当金を受けているか、もしくは受けられる状態であれば、継続受給が可能です。

いずれにしても、在職中に(1年以上)健康保険に加入していれば、受給の権利がありますので、必ず申請するようにしてください。

ちなみに、支給額の目安は給与の2/3(日割りで計算)と考えて良いと思います。

生活保護を受ける

生活保護とは

資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行い、健康で文化的な最低限度の生活を保障し、その自立を助長する制度です。

引用先:「生活保護制度」厚生労働省

生活保護の相談・申請窓口は、現在お住まいの地域を所管する福祉事務所の生活保護担当です。福祉事務所は、市(区)部では市(区)が、町村部では都道府県が設置しています。

詳しくは、以下のサイトをご覧ください。

■外部リンク:「生活保護制度」厚生労働省

生活費のことで絶望するまえに

僕の場合は、休職期間中に傷病手当金が受給できたことと、妻に収入があったので、幸いなことに生活に窮することはありませんでした。自分の体がきかなくなって、働くことができなくなった場合、配偶者や親といった家族の存在はとても支えになってくれます。

ただ、一方では、そういった支えを得られない方もいらっしゃると思います。

傷病手当の受給資格がなかったり、頼れるご家族がいらっしゃらない場合は、病気の苦痛や、日々の生活の心配、将来への不安などで、毎日が苦悩の日々であると思います。でも、そうしたときでも、決して絶望したりせず、主治医の先生や地方自治体の窓口などに相談して解決策を見つけて欲しいと願っています。

ここで、一番大切なのは、決して自分の持っている知識の範疇だけで現状を捉えないことです。

うつ症状がひどければ、他人とあったり話をしたりすることは苦しいことだと思いますが、人と関わることで道が開ける場合もあるのですから、体調を見て相談窓口に出向いてください。

要点の整理

■病気やケガで働けなくなったとき、会社で健康保険に加入していれば、傷病手当金を受け取れます。(4条件を満たすことが必要)

■最悪の状況になる前に、生活保護制度の申請も視野に入れてください。

本記事に関する注意事項

本カテゴリーに掲載されている記事には、著者の体験をもとにした一個人の見解や、個人の体験談が含まれている箇所があります。これは医療関係者の見解・治療方法を否定するものではありません。必要に応じ、医師や関係機関等にご相談いただくようお願いいたします。当サイトの免責事項はこちら

■傷病手当に関するお問い合わせ(外部リンク):全国健康保険協会

■生活保護についてのお問い合わせ:現在お住まいの地域を所管する福祉事務所の生活保護担当まで

質問と回答集(目次)はこちら

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